始まり

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ラグナロクは、まだ使い魔の技術が発達していなかった。 使い魔を召喚できる人がいないのである。 使い魔のことなど知らない者も多い。 メイの国の使い魔服従技術は優れていた。 才能のある者が集められ、最強である神と契約し、力を手に入れようとした。 そうしてできたのが四天王である。 ドマー「わたしは神と契約し、最強の力を手に入れた」 ドンッと鈍い音がすると、空間の割れ目から炎をまとった鬼のような魔物が現われた。 ドマー「火の神、ガズだ」 体長は人の10倍はある。 アクアはこれまでも使い魔と戦ったことはあったから、使い魔のどんなものが来ても驚かないが、その姿に畏怖した。 アクア(こりゃ最初に術者を倒すしかないな)「炎球」 炎の玉がドマーに向けて放たれる。しかし、ぶつかる瞬間 「ビシャッ」と水が飛び散り、炎の玉が消えた。 アクア「!!水のカーテンだと!?」 ドマー「わたしは炎使いではありませんよ。このガズを屈伏させた水使いです」 アクア「どうせなら神と同じ属性にすればいいのに」 ドマー「あなたはわたしに勝てない。火の神はあなたの炎より勝っているし、炎では水には勝てませんよ」
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