過去

5/12

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
「紫の衣よ、その恥を隠せ!『荘印』(ソウイン)」 ユリの手から紫の光が見え隠れした。 アクア「!」 手を離すと、傷が無くなっている。 ユリ「お化粧をした程度なので、また同じ場所を傷つければ簡単に破れてしまいます。栄養をとって内側から治してくださいね」 アクア「今の光はなんだ?貴様は魔族なのか?」 ユリ「何を言ってますの?魔法は誰でも使えますわ」 アクア「魔族は黒や紫色の魔法をよく使う。…少し驚いただけだ」 ユリの使う魔法は他の人間とは異質だった。 王族の血を引いているのに、なぜか魔族系の魔法を使えるのである。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加