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「紫の衣よ、その恥を隠せ!『荘印』(ソウイン)」
ユリの手から紫の光が見え隠れした。
アクア「!」
手を離すと、傷が無くなっている。
ユリ「お化粧をした程度なので、また同じ場所を傷つければ簡単に破れてしまいます。栄養をとって内側から治してくださいね」
アクア「今の光はなんだ?貴様は魔族なのか?」
ユリ「何を言ってますの?魔法は誰でも使えますわ」
アクア「魔族は黒や紫色の魔法をよく使う。…少し驚いただけだ」
ユリの使う魔法は他の人間とは異質だった。
王族の血を引いているのに、なぜか魔族系の魔法を使えるのである。
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