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本当に一週間分なのかと尋ねたくなるような荷物。
もう片方の手に抱えた猫は、ピクリとも動かず鳴きもしない。
どうやら主人が恋しいらしい。
「ごめんねー、ちょっと我慢してね」
寮の自分の部屋まで行くには、必ず寮監室の前を通らなければならない。
見つかってはまずいので、あやまりながら猫をあたしの通学バックに入れる。
意外にも大人しくカバンの中に収まってくれた猫。
他の生徒は既に寮に帰っているので、どさくさに紛れることは出来ない。
音を立てぬよう、静かにあたしの部屋を目指して廊下を進む。
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