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「…………」
俺はその事について十秒ほど考え、一つの結論を声にだした。
「いやおかしいでしょ?だって俺の能力って“猫と話せる力”だよ?
どうやって人傷つけるつもりだよ……危険度なんて0通り越してマイナスじゃねぇか」
「私もそう思ったんだけど……命令されたから」
「神様って基本めんどくさがりやなのか!?!」
「私の名前は『イリア・クライン』
よろしくね♪」
そう言ってイリアは手を差し伸べてる。
「『よろしくね♪』じゃねぇーよ。俺の話聞けやゴラ」
とは言いつつも、俺も渋々手を出し、イリアと握手をした。コレが、俺とイリアの出会いだった。(さっきのは回数には含みません)。
こうして……俺達の奇妙な生活が始まった訳ですよ。
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「ってなワケだ、分かったか?」
「誰に対して言ってるのよ……」
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