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ってなワケで俺はイリアを養うだけの金が必要になったんで……探偵になっわけ。
分かったか?
読者諸君?
なぜ普通のサラリーマンにならなかったかは、ここまで読んだ君達ならば分かるだろ?
……にしても。
「暇だなぁ」
俺はデスクの前の椅子に乗り、その椅子を回転させて遊んでいる。まぁ、いつもの癖みたいなもんだな。
ちなみに今は10時くらいで、あのままイリアに起こされ、朝飯を食い、依頼をまってるということだ。
「ちょっと、何かする事無いの?」
「そんなのお前が一番わかってるだろーが」
「そーね」
「……はぁ、暇……」
『ピーンポーン♪』
「じゃなくなったみたいだ」
最後まで自分の言いたいことを言わせてもらえず、にっくきインターホンに邪魔をされる。全く……困った機械だ。もういっそのこと、取ってしまおうか?そうした方がいいかもしれない。
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