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桜内 義之は窓から差し込む光に起こされた。
「もう…朝か…」
体を起こす。
「誰の夢だったんだろな…」
頭を掻きながら呟く。
彼は他人の夢を見ることができる。ただし、自分で制御は出来ない。
「あれ…さくらさんだよな…」
夢に出てきた少女を思い出す。
自分の身元引受人で多分今こうして生きていられるのも彼女のおかげだ。
「……早くしねぇと音姉と由夢がきちまう」
気を取り直して義之はベットから出ると制服に着替える。
そして、部屋を出た。
新しい一日が始まる…。
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