笑わない少年

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「結構歩いたよな……?」 疲れてきた。 夢の中なのに……。 どうもこの夢はおかしな所ばかりだ。 「どうなってんだよ……」 何かに手をつこうと、おもむろに傍にあった剣に触れた。 「……え?」 義之が体重をかけたためカランカランと地面に転がる剣……。 「なんで……」 義之の能力では、夢に干渉することが出来ない。 なのに夢の中の物である剣に触れられた。 困惑する義之。 だが、いつまでもこうしているわけにはいかない。 この夢についていろいろ調べなければ……。 義之は気持ちを奮い立たせ再び歩きだした。
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