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グランドハイアット
14F、ゼーレの間
ティーポットを挟みながら二人の男が向かいあっていた
「…アバ茶でも飲んで…話、でもしましょうか…シフェール社長…」
「何事も…計画通りのようですね…」
「…ええ…すべてはこれからです…」
「例のリストは?…」
「…どうぞ、こちらを…”この件”を知るのはもはや我々のみ…」
そういうとデルタはアタッシュケースから取り出した書類をシフェールへと手渡した
‐極秘‐
スターダスト孤児院
収容者リスト
…
「生き残りは…”処分”せねば…フフフ…」
ドア越しに…秘書のパーマーがひそかに聞き耳をたてていた…
「(デルタ市長…やはり…あなたは…)」
!
「…!?…何者だ!」
気配に気付くとデルタは急いでドアを開けた
が、廊下には誰もいなかった…
「…気のせいか…もし、この話を知る者がいれば…殺さなくてはならない所だった…」
そういうとデルタはゆっくりドアを閉めた
-バダム
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