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満月の夜だった
ザラメ雪が静かに…降りそそいでいた…
世界の黄金展、開催中のパッショーネ博物館
…深夜の館内…
薄暗い中…3人の男と1人の女の姿があった…
「これが”幻の赤石”?…私の美しさには負けるわね…」
「…どうかな?…こんなに綺麗な宝石、今まで見た事ないぜ」
「………」
「無駄口はやめろ…残り時間はもうないぞ!…」
「アイアイサー!!!」
ゆっくりとショウケースの中の赤石が運びだされる…
コツーン、コツーン…
「…おい…クソガキ共、”何して”やがる?…」
薄暗い暗闇の中から姿を現したのは”ブラック・ピューマ”だった
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