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エリヤは高く舞い上がるようにジャンプした。そしてブレイヴァーを掲げ、叫ぶ。
「カートリッジ、ロード!」
鍔にあたる部分に三箇所接続されているスプレー缶並みの大きさの機械筒――“アームド・シェル”――のうちの一つ、装填されている17.78×158ミリの七十口径弾丸――“シャイン・ブリッド”――がボルトアクション式でスライドして内部発射されると、刀身に光の力が急激に収束し始めた。
武器強化弾丸装置、通称“クロダ・システム”。カートリッジ式のそれは、光の力が凝縮内蔵された弾丸を使用することによってブレイヴァーの光の力を一時的ではあるが最大出力を引き出せる特殊システムなのである。
しかし、装填場所が三箇所しかないので当然弾丸は三発。故に三度しか使用できない切り札なのだ。
やがて刃を包み込んだ光によってブレイヴァーは光の剣となる。
光の剣を大上段に構え、その名を叫ぶ。
「暫魔(ざんま)天空剣――」
機械人形が左腕を前に突き出して同じようにロケットパンチを繰り出そうとした。だがしかし、それはすでに遅い。
「――ジャスティス……セイヴァァァァァァァァーーーーーーッ!」
振り下ろされた光の剣が、機械人形を縦一文字に断ち切った。
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