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一つではなく、2、3、4、5、6、7、8、9、10……∞。
凄まじい速度でそれは次元を侵す。
とある次元の向こうには、なんの変哲もない世界が。
とある次元の向こうには、剣と魔法の世界が。
とある次元の向こうには、巨大ロボット同士が戦う世界が。
とある次元の向こうには、宇宙船艦同士が戦う世界が。
とある次元の向こうには、電脳社会が普遍的に浸透した世界が。
とある次元の向こうには、全てが崩壊した世界が。
とある次元の向こうには、砂漠だけの生命のない世界が。
とある次元の向こうには、ヒトという種族はなく、歪な姿をした生物(?)が跋扈する世界が。
とある次元の向こうには、…………―――――――
「さぁ、全ての次元を一つになれ……世界よっ!!」
情報は力である。
世界は情報の塊である。
情報が世界を創りあげる。
存在はそれぞれの世界法則に従い、在る。
情報が存在に物語を与える。
存在がある限り世界は開かれ、情報なくして存在はあり得ない。
彼女もまた、存在だ。
だからこそ世界を新生させる。
彼女の意思で、彼女の願いを叶える為に世界という情報を紡ぐ。
世界よ受け入れ。
物語よ受け入れ。
情報よ存在たれ!
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