罰ゲーム決定

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罰ゲーム決定

  俺が 「もう何でもいいから速く罰ゲームを決めてくれ」と投げ遣りな感じで言うと 「さっきよりも恥ずかしい罰ゲームだろ?実はもう考え付いてるんだよ。散髪屋で“ちょんまげでお願いします”って言ったら恥ずかしいだろ」と佐藤が笑いながら言った。     すると秋雄が 「それかなり恥ずい。もうそれしかないね。じゃあ俺と佐藤も付いて行って、ちゃんと“ちょんまげでお願いします”って言うか確認しないとね」と言ったが佐藤は 「え~、俺はパス。秋雄と2人で行って来てよ」とやはりいつもの拒否権を発動させた。   佐藤は昔から面倒臭い事が大嫌いだから、予想はしてたが…   「別に2人でも3人でもいいから散髪屋に行くのは明日な。それと遠い所に行かないと!知り合いなんかに会いたくないし、いつも行ってる散髪屋で“ちょんまげでお願いします”なんか言ったら、今度からその店に行けなくなるよ」と俺は言った。    
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