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聴覚障害のため音が聴こえない主人公が、通ってる大学でモデルの彼と出会い、恋に落ちる。そんな話です。
内容の割に案外軽く読めたなぁって言うのが印象。
物事が聴こえないからこその、人を疑わない心の無垢さがよく表現されていたと思います。
手話や筆談(時には携帯)、口話などで成される会話は普通に話してるよりも一言一言が大切な気持ちのこもったようなモノに思えて、良かったです。
読んでてちょっと引っかかったのが、愛してるという単語があまりにも早くに出てきすぎたこと。来るもの拒まず喰ってた攻が、愛してるとかつきあい始めの早い段階で言っても、あまりに説得力が無いと言うか、ペラいと言うか…
言うなら最後の方じゃないと。
そしてもう一つ。
挿入がスムーズすぎる。
流石ファンタジーだ。
この二つが引っかかりましたがあとは普通に読めました。
主人公のお兄さんは過保護で、弟が大事でモデルの攻を毛嫌いするのですが、それがまた兄貴やりすぎじゃないのwってくらい、しつこいです。(後半は過保護兄さんメインと言っても過言ではない)
まぁ、自分が過去に傷つけられた男と弟の彼氏とを重ねて見ていて一層毛嫌いしてるんですがねー(迷惑極まりない)
途中その姿が見ててイラッとしましたが、読み終えて兄貴の幸せを願わずにはいられませんでした。あの子、憎めなかった。
一瞬、大好きな宗一兄さんと被ったから。(©恋する暴君)
ってわけで感想でした。
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