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「いやいや!初対面ですから!」
山じぃと騒ぎ立てる女子に向かって言うが
「俺のこと…覚えてない…?」
目を伏せしゅんとなる。動物の耳と尻尾があったらきっとぺしゃりと垂れていただろう。
なんだ、この見た目によらず可愛いのは。と夕陽は怯み
クラスの子たちはそれを見て私に非難の眼差しを向ける。
「ちょ‥私、本当に知らないんですけどー!」
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その後は山じぃがなんとかその場を収めてくれた。
放課後はしばらくクラスの女子や男子から質問攻めにあった遼と夕陽だが、遼はなんと言えばいいだろう…全てに興味がないみたいにその質問を無視していた。
夕陽はもちろん、身に覚えがないと逃げていた。
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