3026人が本棚に入れています
本棚に追加
タタタターン!
マギを中心に軽快な効果音が流れた。
「な、なに?なに!?」
「レベルが上がったんだな。まぁ、ワームの経験値はそれなりに高いからだろ。」
「上がったのか……上がると何が変わるんだ?」
「大体は普通のPCゲームと同じだ。攻撃値から素早さに防御。んで、レベルが上がると装備できる武器が増える。」
「武器が増える?俺がお前の太刀を装備出来ないのか?」
「あぁ~無理だ。装備しようとして手に持つとダンベルみたいに重くって、とてもじゃないがあれは装備出来ないな。」
「試したんだな…。」
「まあなっ。」
頭をかきながら苦笑いを浮かべるノウェ。
「あ、あと俺が使ってたみたいな魔法も同じ。しっかり育って、レベルが一定置に達したら、魔法屋で買った術を使用する事ができるから。」
そう言ってノウェは手の平を広げ、その上に小さな炎を点してみせた。
「それはあれか?MP(マジックポイント)か何かを消費してるのか?」
「ん……ちょっと違う。回数券のようなもんだ。」
「…回数券?」
最初のコメントを投稿しよう!