~Battle~

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「じゃ、俺は一回ログアウトするが、マギはどうする?」   「俺か?………レベル低くてここから一人で進むのも危ないから、お前と帰るよ。」   別にノウェに遠慮しているわけではない。 悔しいがノウェがいないと不安なのだ。   「わかった。じゃ、俺の手を握れ。」   「ハァッ!?気色わりぃ事言うなよ!!」   マギは何歩かノウェと距離をとる。   「アホ!!違うわ!俺のスキルで帰るから、その効果をお前にも流すために手を繋げって意味だ!」   慌てて怒鳴るノウェ   「もういい!勝手にやるぞ!」   そういって、ノウェは俺の手を掴みあげ…   「テレポ!!in渋谷!」     叫んだと同時に、俺とノウェの身体がフワリと浮いた。   「うわっ!?」   そして、白い翼が二人を包み込むように現れ、包み込んだ刹那、空高くへと消えていった。         翼の中は真っ白な世界…   ワープする時と同じ感覚だ。   例えるなら、エレベーターに乗った時にあるあの浮遊感…   本当に不思議な感覚である。
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