全ての始まり

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雅次「…まさか迷うとは…」 そんなことをつぶやきながらも、僕は何故か来た道を戻ろうとはしなかった。 車を走らせ続けると、砂利道は途中で石畳へと変わっていた。 おそらく、誰かの家の敷地にでも入り込んでしまったのだろう…、そう思っていた。 適当なところに車を停め、窓を開ける。 目の前には大きな鳥居が立っていた。 その向こうには、あまり綺麗ではないが大きな社がある。 雅次「神社か…誰かいたらいいんだが」 そんな淡い希望を抱きながら、僕は車を降りた。
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