その二

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大和根は頭を抱え込む。 「無視して、話をすすめる……という訳にもいかないんだろうな…… その……ファフ……ファフ……」 「じゃから、フアッフル・ファフニナード・ファフホーヘン・ファフファフムフじゃと……もう!!ファフでよい!!」 「すまない……確認なんだが、ファフは……その、魔女なのか?」 「その通りじゃ」 フアッフル・ファフニナード・ファフホーヘン・ファフファフムフ改めファフは元気よく頷く。 人形のような容貌からは神秘的で人間離れした雰囲気が漂っていたし、余裕ある態度からは大人びた感じがしたが、今の態度からは素直な幼さを感じさせた。案外、思ったより若い(幼い?)のかもしれないと大和根は感じた。
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