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学校の校舎ような場所。 怪しい博士のような教師がいる。 担任である。 外見ではなく、内から邪悪なものを感じる人だ。 彼は屋上で謎の講義をしている。 バンジージャンプのような感じだが、クレーンでワイヤーを使って学生を屋上から吊るすという意味不明なものだ。 男の子と女の子がいる。 この講義は順番に行われているもので、女の子は先に行くと言って階段を上がっていった。 男の子はもう一人の女の子と待っていた。 他の女の子がワイヤーで吊るされた。 ゆっくりと4階建ての屋上から2階の高さまで下ろされていく 女の子は後ろ手に縛られ足を揃えてじっと動かない。 死んでいるわけではない。 他のクラスメイト達がその子の上にポトポトとワイヤーをつたって積み重なっていく 奇妙な講義だ。 しばらく待っても先に行った女の子は出てこなかった。 男の子は少し心配になって階段をかけ上がった。 屋上に行くとあの怪しい博士のような教師が教室の机と椅子を持ってきて座っていた。 この奇妙な講義を受ける者のサインをとっているようだ。 危険なものなのだろうか ここで、どうでもいいことにこの教師の筆箱にはシャーペンが無いことに気付いた。
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