一章

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「そろそろ帰るよ?」 「んー分かった」 「じゃーねー」 「やっぱここのアイスじゃなきゃやだなー」 向日葵は4本目のアイスを食べる。 「―……お父さん」 思い出しちゃった。 ずっと私、このアイスが好きだって 当たり前のようにしてた 私が小さい時、 お父さんがアイス買いに行く途中 事故にあって― 「忘れたくとも忘れられないよー…」 お父さん あっちの世界でも 元気してるかな…? 「このアイス好きになったの、お父さんが買ってきてくれてたからだもん…」 ―美味しい… 昔の事だから 関係無い訳じゃないし… 「なんか、寂しくなってきちゃった」  
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