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「そろそろ帰るよ?」
「んー分かった」
「じゃーねー」
「やっぱここのアイスじゃなきゃやだなー」
向日葵は4本目のアイスを食べる。
「―……お父さん」
思い出しちゃった。
ずっと私、このアイスが好きだって
当たり前のようにしてた
私が小さい時、
お父さんがアイス買いに行く途中
事故にあって―
「忘れたくとも忘れられないよー…」
お父さん
あっちの世界でも
元気してるかな…?
「このアイス好きになったの、お父さんが買ってきてくれてたからだもん…」
―美味しい…
昔の事だから
関係無い訳じゃないし…
「なんか、寂しくなってきちゃった」
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