二章

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数日後、帰り道 「ねぇ、向日葵…噂聞いた?」 「んー?知らない」 向日葵は相変わらずアイスを食べている。 「え、何何教えて?」 「いや…非常に言いづらいんだけど……」 「…?」 「ここの駄菓子屋、明日改装するから…品物も殆ど新しくするんだって。急な話らしいけど…」 「………え?」 「向日葵の大好きなアイスも…無くなっちゃうらしいの………でも、あたし向日葵がそのアイス好きな理由とか知ってるから…言いづらくて…」 「何…で……」 「…向日葵?」 「綾花、ちょっと待ってて!」 「ちょ、向日葵!?」 ―お父さんとの思い出が詰まったアイスが… いやだ…いやだ…… 「―…お父さん!」  
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