いきなりかい

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俺の名前は河上 康太 フツーの中学生――というか来週からは高校生だ 成績は結構上位 スポーツはそこそこ ちょっと頭のいいやつだ まぁ頭のいいやつだからって完璧に雑念が無いのかというと まぁフツーの15~6歳の男子なんて頭の中は似たり寄ったりだ わかるだろ?そこの君 まぁ俺の事はどーでもいい 今の一番の問題は―― 「コウ~これここでいいの~?」 ……そう 問題とはこのこと 「そのへん置いといて」 今いそいそと荷物を運んでいるのは春日 ナナ 俺の幼なじみにして自宅ではお隣りさんで――今合う肩書はルームメイトだな この学校は完全寮制で各部屋2人1組で生活することが義務付けられている で 今俺達は部屋の片付けに勤しんでいるのだが―― 「うひゃあ!?」 「どうした!?」 そう言って音のした部屋へ走ると―― 「こ、こけちゃった……」 ナナが段ボールの下敷きになっていて ゴクリ 注↑これは俺の喉の音です ナナのスカートが少しめくれてしまっていて…… やっちまったぜ!! ……なんか すんげぇ虚しい
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