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「な、何それ…!」
ホントだよ、何それっ!?
「エミさんの事好きだって澪さん言ってたじゃないですか!!」
澪「はあ?
あー、エミと付き合ってたのは遊び。
お前らホントに俺がそんな性悪女を好きになると思ったのかよ?」
酷い…💧
さすが不良…。
って、なんで私が睨まれてるの?!
私何もしてないよね?!
澪「さて…えーと」
瑞希「あ…有沢瑞希です」
澪「瑞希!
携帯貸せ」
いきなり呼び捨てですか?!
まあこの手の人は逆らうと怖いので素直に何も言わず携帯を差し出す私。
すると澪さんは自分の携帯を取り出して何かやってる…。
澪「ほれ、俺のメアドとケー番登録しといた。
代わりに瑞希のメアドとケー番登録した」
えぇっ!?
な、なぜ?!
こんな不良の…っ!
その日は、何もないまま放課後になった。
で、澪さんと帰る事になってしまった。
澪さんといると周りの人が避ける…(泣)
これって悲しい事だよ(泣)
そして、私の家の近くの人気が少ない場所に着いた。
澪「…なあ」
瑞希「はっはい!?」
澪「瑞希は…わりぃやっぱなんでもねえ」
な、なんなのよ~っ!!?
私の家に着くまで沈黙が続いた。
でも…こうやってると澪さんってかっこいい顔してるなぁ…。
よくよく落ち着いて澪さんの顔を見れば○系メイクしてた方がかっこよさそうだけど…してないし。
むしろそれとピアスが澪さんの顔のかっこよさを引き出してる感じ。
ピアスもかっこいい十字架。
そんな事考えてたら家に着いた。
瑞希「あ、私の家ここですから…」
澪「そうか…。
なあ、瑞希」
瑞希「なんですか?
澪さん」
澪「…さん付けやめろ。
澪って呼べ」
瑞希「あ、はい…」
澪「敬語もやめろ」
瑞希「う、うん…」
澪「じゃあな…。
どうか、今宵の夢が貴女にとって良い夢でありますように…。
Good bye my girl」
え…。
普通なら不良は言わないよね?
もしかして、澪って本当は不良なんかじゃないんじゃ…?
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