名前~オリビエの場合~

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実は「空の軌跡」に登場する人たちの名前は昔の物語に登場することが多いんだ。 そんなわけで、その例をいくつか紹介していこう。 まずは僕、「オリビエ」についてだね。 この場合、「オリヴァルト・ライゼ・アルノール」の方は関係ないから、理解しておいてくれたまえ。 彼を語るには、まずシャルルマーニュ(カール大帝)と十二臣将(パラディン)について知っておかなきゃね。 カール大帝は中世欧州のフランク王国の王なんだ。 祖父のカール・マルテルはイスラム勢力から欧州を守った英雄。 父のピピン三世(小ピピン)もカロリング朝を建てた人物。 そんな優秀な家系に生まれたカールもやっぱり優秀なんだね。 彼は異民族を滅ぼしたり、教皇の命で国を滅ぼしたりして、教皇から戴冠を受けるんだ。 まぁ、いずれは僕も大帝と呼ばれるように… え、どうでもいい? ソウデスカ… 彼には十二人の腹心がいたんだ。 それが十二臣将(パラディン)さ。 その中の一人、カールに絶対の忠誠を誓い、名剣「デュランダル」を携え、イスラム勢力との戦いで勇猛を奮った人物が名将ローラン。 そして、ここでやっと登場するのがローランと共に戦場を駆けた親友、オリヴィエというわけさ。 ちなみに彼も十二臣将だからね。 え? じゃあ、ローランの紹介はいらないじゃん、だって? フッ…。 それを語りたくなるのが男のマロン…じゃなかったロマンなのさ。 さて、話を戻そう。 彼は僕と同じ名前だからといって銃は使っていなかった。 彼もまた名剣を持っていたんだけど…その剣というのが… オートクレールさ。 聞いたことがある読者諸君もいるだろう。 そう、FCのクローゼ君の最強装備なんだね。
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