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少年1「おい、早くしろよ!」
少年2「グズなノロマ野郎!」
少年3「や~い、ノロマ~!」
最初は、訳が分からなかった。
自分は何なのか。
いつからここにいるのか。
何故ここにいるのか。
ただ、少しだけ分かった事。
自分が、この家の人間ではない事。
そして、捨て子である事を知った。
自分に、名前の無い事も。
母親「捨て子のお前を拾って、行き場もないお前をこうやって養ってやってる…なのにお前は役立たずで!」
少女の周りの誰もが、
少女を罵った。
どうしたら認めてもらえるのか、
どうしたら褒めてもらえるのか。
少女なりに色々頑張ってはみたものの、
全てが空回りしてしまうだけだった。
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