ある雨の日の出会い

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「・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 扉を開けた瞬間に信二は固まった。 「ニャ?」 「お前・・・今何かしなかった?」 目をゴシゴシと擦りながらそう聞くが、子猫は首を傾けるだけだった 「フム・・・気のせいか・・・」 ガチャリと鍵を閉めながらそう呟くと、また台所へと入っていってしまった 「・・・・フニャァ」 グッタリと床に這い蹲ると盛大なため息を吐いて安堵した
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