ある雨の日の出会い

35/39
前へ
/39ページ
次へ
「何をしてるんです?」 「イヤ・・な? オイ!!ネコネコ~?どこだ!?」 どうやら猫を探しているらしく、ベッドの下など、隙間をくまなく捜索していた 「イヤ・・・あのですね?ココに・・・」 「だめだ!!信じないぞそんな事!!」 もう躍起になったのか、そこら辺にある、明らかに入らないであろう缶の中や貯金箱の中までも探し始めた・・・ 「あ~・・・だめですね。完全に信じてない・・・ヨシ!!」 軽くジャンプして床に足をつけた時には猫に戻ってしまった 「あ!!どこに行ってたんだ!?」 猫を摘み上げるとギュッと胸板に押し付け、なで上げると何故か猫は何も言わず、どこと無く体温が上昇したように感じた 「ほら見ろ!!ココにいるじゃ・・・って居ない!?」 ネコミミ娘が居た場所には誰も居ずに空席となっていた
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1178人が本棚に入れています
本棚に追加