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次の日。
「学校めんどくせー」
まぁ、いつもの事だ。
「兄さん!学校行かなきゃだめだよ!」
「あー?俺は義務学じゃねーからいーんだよ。」
「そんな事いって、単位取れなくなっても、知らんないよ!」
「うっせぇなぁ!!いつもいつも!」
廊下が静かになる。
どうやら、行ってしまったらしい。
家には今、リョウとミウしか住んでいない。
2人の両親はすでに死んでいる。
そして、2人には、この屋敷のようにでかい家だけが残された。
でかいこの家に2人ですむには、少々気が引けるが……
だが、リョウにとって、いいこともある。
「さて、今日も、漁るか」
この家には沢山の物置がある。
そして、そこには、昔、両親が趣味で集めていた、アンティークが沢山ある。
そして、たまに、人形もある。
それがあるから、ローゼンも…と思ってしまうのだろうか?無いことはとうに解っているし、もう何度も探した。
でも、探してしまうのは、彼の心の何処かでは、ローゼンが無いことを否定しているからかもしれない。
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