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「………ぁ……」
何も言えない。
だが、次の瞬間、おもいっきり、そのイメージを自分からぶち壊してくれた。
「はっ!もう、御姉様方がおる!先手必勝なのじゃ!」
「!?え!えぇ!?」
いきなり口調が変わったと思うと、敵意をむき出しにして、向く方向は……
っああ!!
「だめだめだめだめだめ!それ俺の宝物!!ただの人形だって!!」
「問答無用!!それに人形なのは当たり前じゃ!食らうのじゃ!!」
そいつは、俺の制止も無視して、飾ってある、七体のローゼンメイデンのドールのレプリカに向かって……
カッ!
目の前が真っ白になる。
空が見える。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
七体あった人形は、足首よりうえが無くなって、家の壁まで無くなって……
「む!?偽物じゃったか…むー……」
そいつは、俺の願いを叶えて、そして、俺の願いを砕いた。
そんな、俺が望んだようで、望んでない物語が、始まったようだった。
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