唐突

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次の瞬間、俺は宙に浮いていた。俺は思った。 あ…俺、死んだな。 しかし腹に何かが当たっている事に気づいた。 それは腕だった。 それはか細い腕だった。 俺は上を見上げた。 「っ!!」 俺の声は声にならなかった。 俺はふき飛ばされているわけではなかった。 俺は二十歳前後の女性に抱き抱えられ、飛んでいたのだ。 羽の生えた美しい女性に… これが彼女と初めて出あった日のことだった
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