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その悪魔の研究については机の引き出しに有った日記に記されていた。
5月2日
私は猫科の動物達からDNAの螺旋の中に共通する塩基を発見した。この塩基を私はFierceと呼ぶ事にする。
5月3日
今日、私は新たに発見したFierceを猫から生きたままとり出すことに成功した。Fierceを取り出した猫の今後を観察しようと思う。
以降は猫の観察日記であった。そして…、
5月19日
猫の体に変化が起こった。体が大きく膨れ上がっている。Fierceを取り出す以前と体長が2mも変化していた。その変化は瞬時に行われたと思われる。何故ならば私が数分目を離した間に変化したのだから。だが、猫特有の瞬発力等の能力が失われている。筋力も酷く低下している模様。立つことで精一杯であり、歩く事すらままならない。
5月20日
猫の体長が戻ったり、大きくなったりを頻繁に繰り返す様になった。呼吸が浅く、餌を食べない。あまり体調は優れないようだ。
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