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あれからいっしゅうかんがたっているのに
ねこはおれをみるなりまたすりよってきた
おれはまいにちあのねこにあえるとおもってまいにちにぼしをもっていた
あえないひはかならずこのであったばしょのくるまがとおらないどうろのすみにおいていった
きょうようやくこのねこにあえた
よくみるとでんちゅうのかげになにかいる
こちらをちゅういぶかくにらんでいる
ねこだった
こんどはしろいしろいまっしろなねこ
くろねこがにぼしをほしがっている
おれはあげてやった
くろねこはにぼしをくわえるとしろねこのほうにいきしろねこにたべさせていた
どうやらふうふのようだ
しろねこはすこしけいかいをといたのかこちらにゆっくりちかづいてくる
おれはずっとみているだけだった
しろねこはやっとおれにがいがないことをさとりすりすりしてきた
おくれてくろねこもすりすりしてきた
よくみればにひきともふつうのねこよりすこしやせている
おれはこのにひきのねこをだきあげてさかなやにむかうことにきめた
おれはさいしょにくろねこをだいた
くろねこはしっぽをぴんとたてておれがなにをしようとしているかわかっているようだった
おれはくろねこをあたまにのせつぎにしろねこをだこうとした
するとしろねこはおこりだした
おれのてをおもいっきりひっかいた
おれはいたかったのでてをひっこめた
ひっかかれたところはすこしさけてちがでてきた
おれはいたみをこらえてもういちどしろねこをだこうとした
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