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時間はやっと昼休み
借りてたシャーペンを佐藤さんにお礼を言ってから返した。
俺は食堂に行って昼飯を食べるついでにシャーペンを購買に買いに行くかと思い席を立とうとしたら。
~~♪~♪~~♪
教室にテンポのいい音楽が流れた。その音楽は俺の携帯から発せられる着信音だった。
イライラしつつもポケットから取り出して電話に出る。
「……なんだよ」
俺は誰からなのかを着信音でわかっていたので素っ気なく出る。
「お! テンション低いね!!」
携帯の音量は2だというのに昼休みに入って間もなくて騒がしくなり始めていた教室に響き渡った男の声。
みんなの視線を独り占めにしてしまう。
まぁ嬉しくないが。
「おら蛮! うるせぇ!!」
電話の相手は犬塚 蛮[イヌヅカ バン]自称『永遠の10代』(24)。
俺の仕事の時のパートナーであり良き友でもあると思う。こいつは顔が幼く女っぽいのがコンプレックスらしい。髪は茶髪でチャラチャラとした外見だ。そして非常にやかましい。
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