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「いてて……さっきのは今までの中で一番効いたぜ! と言うより今のは大抵の男子がマジで死んじまうわ!」
俺は苦悶の表情を浮かべながら叫ぶ。
「へぇ、それは大変ね……そんなことよりもシャー芯よこしなさいよ」
「そんなことってなぁ……で? なんで俺がお前にシャー芯をやらにゃあならんのだ」
正直に言えば理不尽な物言いをする鳥山にシャー芯の1本だって上げたくない。
「私がわざわざ貰いに来てあげたのよ?」
人を蹴飛ばしておきながらよく言うよ。
「はぁ、もういいよ。ほらよ」
俺は図々しくも右手の手の平を上に向けて開けて差し出す鳥山に潔くシャー芯を渡してやった。
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