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「あ、コウくんが来たぁ!」
部屋に元々いた人物の1人が俺の存在に気付いたようだ。 その声に室内にいた者が扉の前にいる俺の方を向いた。
室内のソファーには5人の男女が座っていた。
ソファーには同じ位の年頃の女性が2人と男性が1人。そして年上の男性と女性が1人ずつ座っており
本部長の席には誰も座ってはいなかった。
「おっす来たぞ。
俺に何か用があった?」
俺もみんなの座るソファーに腰掛けた。
すると最初に声を掛けてきた少女──安西 優子[アンザイ ユウコ]──がニッコリ笑いながら口を開いた
「特に用事は無いよ?」
ニッコリ笑いながら言われたので俺はつい呆気にとられてしまった。
すると今度は優子の隣に座っていた少年──御黒 迅斗[ミグロ ジント]──が口を開いた
「光一が顔を見せに来ねぇから呼んだんだろ!」
普通ならこの本部でmissionを受けて、終わったらここに報告に来るという決まりがある。
しかし俺はmissionを蛮が受けに来て、共同missionをする。そして報告も蛮に任せていた。
すると俺の隣に座った俺と同じくらい長い黒髪の少女──棗 涼子[ナツメ リョウコ]──が口を開いた
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