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「あたしがこうやってかったるくても起きてアンタを呼んでるって言うのに、あたしを無視してぐっすりと寝てるなんて果てしなく苛つくのよ」
と左手を腰に当て、右手で肩に掛かった髪の毛を後ろに払いながら理不尽にも言ってのける。
まるで漫画にでも出てくるような高飛車な振る舞いにイラッとくる。
「はぁ? 何言ってんだよ、休み時間ぐらい俺の自由にさせろよ!」
俺は正論? を武器に鳥山と戦ってみることにした。
「フン! アンタみたいな馬鹿なやつがなんでこの学校に入れたのかしら、今から退学にでもなれば良いのに」
それに対して鳥山は今にも溜め息が漏れ出しそうな顔で何故か上から目線で言い返してくる。
実際に俺は床に腰を付けて尻餅を着いている状態で、それに対して鳥山は立っているので本当に見下ろしながら言われた。
「えーと、俺は常識はあるしそんなに馬鹿じゃ無い」
ちなみに学力は鳥山よりも俺の方が成績は数段高い。それにも関わらず鳥山は俺を馬鹿と言ってきた。
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