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川に入ってみると何故か足が重かった
一歩一歩が何かで引っ張られているような感覚だった
川は見た目とは違い進むごとに深くなっていた
俺はとりあえず前に進むことだけを考えて歩いた
少しずつだが手を振っている人の顔が見えてきた
ぼやけた状態からはっきりと顔が見えたとき
俺は足が止まった
それは、まったく知らない人が満面の笑みで手を振っていたから
しかも大勢の人達が
その時かなり気持ち悪かった
その人達から目を反らして違う場所を見ると
何故か違う手の振り方をしている人影があった
誰だ?と思い、目を懲らしながら進んで近くに行くと、おばあさんが鬼の形相で俺に口パクで何かを言っていた
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