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時間と言うのは、本当に早い物だ。
気が付いたら、もう夕方になっていた。
俺等は、それぞれの道に分かれて帰路に着いた。
ガチャ!
「ただいま!」
「あら!ゆうちゃんお帰りなさい~!ご飯もう少しで出来るから、手洗ってパパと待っててねぇ!」
俺は、自分の部屋に荷物を置いて、リビングに入って行った。
「優稀!お帰り。」
俺が入って来るなり、声を掛けて来たのは、父さんだった
父さんは、珍しくもうビールを飲んでいて、少し出来上がっていた。
「珍しいね。父さん早いの。」
いろんな意味を込めてそう言ってみた。
「そうだな。」
何故か寂しそうな顔をしながら、父さんはそう呟いていた。
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