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バタバタバタ!
ガチャ!
あっ誰かが入ってきた。
「優稀!早くしろよ!」
「はっ?恭平!なんでお前がいるんだ?」
「おぅ!さっき偶然、後藤に会ってさぁ。俺も付いて行って良いか聞いたら、心良くOKしてくれたからさぁ!玄関に後藤待たせてるから!」
全く!渉のお人良し!
「あら~ん!恭平くんじゃない!暫く見ない内に格好良くなってぇ!」
「瑠美子さんこそ、今日も一段とお美しい///僕を何処まで本気にさせるつもりですか!?本当に罪深い人です!!」
「はぅ~ん///恭平くん、あなたにそんな事言われたら、おばさん勘違いしちゃいそうだわ!!」
「勘違い?何を言ってるんですか!瑠美子さんと僕は、運命と言う名の赤い糸に結ばれています!」
「はい!ストップ!恭平は人の家に勝手に上がらない!誰でもかんでもナンパしない!」
「なっ!誰でもかんでもとは失礼な!俺は女性だけであって、野郎等に興味はない!」
「はいはい。」
セーフ!
俺が止めに入らなければ、永遠に二人で、喋っていそうだよ…。
この、人の家に勝手に入って来て、人の母親を勝手にナンパしてきた馬鹿は、小林 恭平(コバヤシ キョウヘイ)だ!
ってか、こいつ普段「僕」とか使わないだろ!
母さんも母さんで毎度の事だから、慣れれば良いのに…
普通、個々までナルシストだと引かれるはずなのに、何故か恭平がやると、型にはまるんだよね。
昔から、女性を見ると性格変わるんだから…
一応俺と、恭平は、幼なじみな訳だが…
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