66人が本棚に入れています
本棚に追加
「………」
ギルはゆっくりと上半身を起こした。
さて、皆さんを起こしに行きますか。
私はまだ動かない体に鞭を打って着替え部屋を出ました。
………ん?
今日はいつもと何処か違いますね。
何でしょう…。
ギルが少し考えて居ると、1人の執事が隣で止まった。
「ギルさん!!今起きたのですか?旦那様方は、もう食堂に居ますよ?」
何ですと!?
「あぁ…私は仕事をサボってしまった上に寝坊してしまったのですね…私は微生物以下ですね…この世に生まれてしまってすみませんでした…」
私は落ち込みましたよ…
執事長として他の使用人達に示しがつかない…
「きっ、昨日の話を聞いてましたか??ギルさんは今日から学校なので、仕事はしなくて良いんですよ?」
執事はギルから負のオーラが出ていて、それに恐怖を感じたので少し怯えながら助け船を出した。
「ほっ、本当ですか!?なら私は食堂に急ぎますので」
あぁ、あの人が神様に見えましたよ。
ギルが軽く指を鳴らすとその場から一瞬で消えた。
「あんな負のオーラ初めて見ましたよ……それに寝坊なんてしてないですしね」
事は苦笑しながらチラッと時計を見た。
時間はいつもギルが仕事を始める時間だった。
(今日は皆、何故か早く起きただけ何ですよねぇ~それに寝坊位でどれだけ落ち込むのでしょうか)
因みにこの執事は遅刻の常習者です。笑
皆さん…遅刻はダメですよ?byギル
最初のコメントを投稿しよう!