1章 入学

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「………」 ギルはゆっくりと上半身を起こした。 さて、皆さんを起こしに行きますか。 私はまだ動かない体に鞭を打って着替え部屋を出ました。 ………ん? 今日はいつもと何処か違いますね。 何でしょう…。 ギルが少し考えて居ると、1人の執事が隣で止まった。 「ギルさん!!今起きたのですか?旦那様方は、もう食堂に居ますよ?」 何ですと!? 「あぁ…私は仕事をサボってしまった上に寝坊してしまったのですね…私は微生物以下ですね…この世に生まれてしまってすみませんでした…」 私は落ち込みましたよ… 執事長として他の使用人達に示しがつかない… 「きっ、昨日の話を聞いてましたか??ギルさんは今日から学校なので、仕事はしなくて良いんですよ?」 執事はギルから負のオーラが出ていて、それに恐怖を感じたので少し怯えながら助け船を出した。 「ほっ、本当ですか!?なら私は食堂に急ぎますので」 あぁ、あの人が神様に見えましたよ。 ギルが軽く指を鳴らすとその場から一瞬で消えた。 「あんな負のオーラ初めて見ましたよ……それに寝坊なんてしてないですしね」 事は苦笑しながらチラッと時計を見た。 時間はいつもギルが仕事を始める時間だった。 (今日は皆、何故か早く起きただけ何ですよねぇ~それに寝坊位でどれだけ落ち込むのでしょうか) 因みにこの執事は遅刻の常習者です。笑 皆さん…遅刻はダメですよ?byギル
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