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美少年は腰まである黒い髪をなびかせながら
物凄い速さで走っていた。
背中に百合を背負い、すれ違う人の視線も気にせずに、ただひたすら走っていた。
その後ろには筋肉ムキムキの男?女?が数名怪しい笑みを浮かべながら風のように速く追ってきていた。
「待ってぇー王子様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「私と付き合ってぇぇ!!ほり合「そこから先は教育上悪いので言わないで下さい!!」
何故こんな事になったか?それは言えませんね。思い出したくも無いです!!
1つだけ言える事はとても不愉快という事だけです!!
ギルは人気のない道に入り込んで立ち止まって振り返った。
「我が声が聞こえたならば、今此所に汝の姿を現せ。白き世界へ誘い、全ての時を止めろ【セルシウス】」
ギルが呪文を唱えると、追ってきた変態達が突然、吹雪に包まれた。
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