1章 入学

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美少年は腰まである黒い髪をなびかせながら 物凄い速さで走っていた。 背中に百合を背負い、すれ違う人の視線も気にせずに、ただひたすら走っていた。 その後ろには筋肉ムキムキの男?女?が数名怪しい笑みを浮かべながら風のように速く追ってきていた。 「待ってぇー王子様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「私と付き合ってぇぇ!!ほり合「そこから先は教育上悪いので言わないで下さい!!」 何故こんな事になったか?それは言えませんね。思い出したくも無いです!! 1つだけ言える事はとても不愉快という事だけです!! ギルは人気のない道に入り込んで立ち止まって振り返った。 「我が声が聞こえたならば、今此所に汝の姿を現せ。白き世界へ誘い、全ての時を止めろ【セルシウス】」 ギルが呪文を唱えると、追ってきた変態達が突然、吹雪に包まれた。
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