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あの日あの時あの場所で
君と見たあの光景は
もう二度と見ることのない
最初で最後のまぼろし
あの時の僕らはまだ子供で
目に見えるもの全てが輝いていて
互いの深いとこなんて見向きもしなかった
先に見つけたのは僕のほう
勝手に戸惑って嫌になって
君から離れた
君のこと大好きだったのに…
最後の日
駅のホームで泣いてしまった僕に
君はありがとうって言ってくれたね
あの時涙に流れてしまったこの言葉
もう君に伝わることはないんだろうな
月日は流れて
お互い少しは大人になったかな?あの時僕が見つけてしまった君の深いとこ
あれは君が僕を愛してくれてた証だったんだね
子供の僕はわかってなくて
君を傷付けて傷付けて…
今 僕が君に言えること
あの時はごめんね
どうか幸せになって
最後の日 涙に流れてしまったこの言葉と一緒に…
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