安息の時間

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ポプラに到着したオレ達は、じいさんに導かれて中へと入った。 そこへパタパタと世話しなく1人の女性がやってきた。 「あぁ、もう来られたのですか。ようこそポプラへ。私は皆様のお世話をさせて頂く、家政婦の増田加奈子(ますだ かなこ)です。宜しくお願いします。」 予想してたオバサン家政婦ではなく、20代くらいの女性だった。 瑞穂さんと同じくらいだろうけど、彼女・・・加奈子さんの方が多少馴染みやすそうに感じた。 「じゃあ全員の自己紹介と行こうか♪」 茉莉が唐突に言う。 「そうね・・・まだちゃんと話もしてないし」 瑞穂さんも同意のようだ。 「じゃ、あなたからどうぞ。桜井クン、でしたっけ?」 「え、僕から!?」 突然話を振られて戸惑う彼だが、すぐさま自己紹介に移った。
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