158人が本棚に入れています
本棚に追加
『坪井ー!!客ー!!』
クラスメートが、教室の前から叫んだ。
坪井は俺の名前だ。
クラスメートに礼を言って戸に近づく。
そこには境井 海がいた。
「なんだよ、こんなとこまで連れて来て?」
俺は、境井 海に例の花壇まで連れてかれた。
「うーん?
会いたいなって?」
「疑問形?」
俺のツッコミに苦笑いすると、境井 海は軽く笑いながら首を振った。
「会いたかったから」
満面の笑みで言われた。
少しだけ、胸が高鳴った。
.
最初のコメントを投稿しよう!