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キキーッ!!
バンッ!!
「なにしてんねん!ボーッと歩くなや!!」
俺は、怒鳴りつけた相手を見た。
彼女は、転けた時に擦りむいたらしい膝を払い、こちらを軽く睨んでいる。
そのまま、スッと目を反らすとこちらに背を向けて足早に去って行った。
【おっ?けっこう可愛いかったんちゃう?】
こんなことをキッカケに発展するなんてのもいいかなぁ~と思いつつ、
「ちょっと、お姉さ~ん🎵さっきは、怒鳴ってごめ~ん。待って~や。」
と声を掛けたが、全く振り向く気配はない。
【ちっ。無視か。何かお高くとまってる感じで、感じ悪いなあ~。】
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