生活の始まり

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そんなバカバカしい会話をしつつ俺はこの先どうするかを考えていた ああは言ったものの本当に住み着いてもらっては流石に困る やはり無理矢理追い出すか… しかし冷静に考えてみたら追い出した後に綾奈が警察に監禁の事を喋らないとは限らない 本当にどうするべきか… いっそのこと綾奈の親を探して引き取って貰うとか……けど監禁の事を喋られたら… なんだかんだ言ってこの状況が俺にとって1番安全な状況なのかもしれない 「ねぇ聞いてるの?」 「……は?」 俺が一人、脳内会議をしている間に綾奈は何かを言っていたようだ 「やっぱり聞いてなかったか…」 はぁ…っとため息をつく綾奈 そのため息にイラッとする巧だった
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