生活の始まり

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台所に向かうと綾奈は冷蔵庫を開けたまま立ち尽くしていた 冷蔵庫を開けっ放しにしやがって…電気代が大変なことなるだろうが… 巧はそう思いながら綾奈に近づく すると綾奈は凄い形相でこちらを睨んでくる 「無いじゃないか……」 「何がだ?」 「この冷蔵庫の中を見てみろ!何も無いじゃないか!こんなんでよく生きて来れたな!」 「………」 返す言葉が無かった  
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