訪問者は当然に

6/13
前へ
/350ページ
次へ
何故だ…何故こうなる…… 「私は巧のお父さんで七瀬優大といいます、よろしくね綾奈ちゃん」 「僕は巧の兄で七瀬優咲といいますよろしくね~」 巧の父…七瀬優大と巧の兄…七瀬優咲は気持ちのよい笑顔で綾奈に自己紹介をする 何故だ…何故だ…何故親父達が此処にいるんだ… いや…それよりも何であんな絶対に勘違いされそうな場面を見たのに何故にあーもクソガキと緩やかに自己紹介なんかしてやがんだ… 「しかし巧……」 優大が真面目な顔をし巧の方を向く 巧は優大の父親らしい顔を見て少しだけビビってしまう 「まさお前もこっちの道に進むとはな…やはり血は争えぬか」 うんうんと頷きながら優大は一人勝手に納得し始める 「…はぁ?」 怒鳴られる覚悟をしていた巧は変に高い声になる 「あんなロリ美少女何処で見つけたんだ?」 爽やかな笑顔で兄とは思えぬ発言をする優咲 忘れていた……この二人は普通じゃないんだった… 巧の父 優大はエリートサラリーマンであり実年齢とは違いかなりのイケメンである そして巧の兄 優咲は巧と一歳違いでモデルの仕事をしている 優咲も優大に似てかなりの容姿である そして二人ともロリコンなのだ 何故親子でこんなにも違うのだ…何故たかが一歳違いでこんなにも違うのだ… 歳が近いことから何かとすぐ兄貴と比べられていた 顔も良く頭も良くスポーツもできる兄貴に対し俺は何をしても普通かそれ以下 俺は正直この二人が嫌いだ
/350ページ

最初のコメントを投稿しよう!

588人が本棚に入れています
本棚に追加