ちづる

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自暴自棄になって、酒に逃げてた時。   悪友に誘われて、よく飲みに行ってた。        その頃、心を閉ざしてて、自分の尖った感情のみ、周りにぶつけてた。          ある時先輩に連れられ、座っただけで、ん万円の高いクラブに行った。          その時、隣についた女。    名前は【ちづる】と言った。       奴は気さくで明るく、俺の世界に、ズケズケと入り込んできた。        俺はとっさに…     『お前は嫌い。あっち行けや!』     すると彼女は、急に表情を暗くして、   『わかった。あっち行くね。』 と、あっさりと席を移った。      この時俺は、(プロなら上手く返さんかい!)   と、イラつきながらも、席を立った彼女が気になっていた。
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