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わたしは、ここに居ては、邪魔だ。
そうは思っても体が動かない。
本当ならわたしは無関係で、ただの通行人で、今頃は公園に居ただろう。
今更になって一人周りを見渡すと、何時の間にか街に居た人々は何処かに逃げてしまっていた。
何故、
何が原因で、
どうしてこんなことに。
「──射撃開始。足を止めた後包囲、確実に射殺しろ」
「はっ!!」
軍の長のような女性がそう部下達に告げると、2人は一瞬だけとても悲しそうな顔をした。
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